時任会長「新年のご挨拶」
2014年1月10日
日マ会会員の皆様、本誌愛読者の皆様、平成26年の新年明けましておめでとうございます。本会諸活動に対する日頃のご協力に深く感謝申し上げるとともに、今年も宜しくお願い致します。
本年は昭和89年に相当し、東京オリンピック、パラリンピック、新幹線開業、首都高速道路開通から50年です。その後の発展振りは目覚ましいものがあります。「失われた20年」など、悲観的な考えもありますが、その頃の暮らしや、敗戦前後の飢餓に耐えた頃と比較すれば、現状は決して落胆すべきではありません。
一方、昭和56年6月「診療報酬点数表」上から「マッサージ」項目が消滅し、その結果医療機関内に於けるマッサージ師の数が激減したことにより、あん摩マッサージ指圧師の職域が狭まったことを思い合わせると、非常に辛いものがあります。
現在、本会・日盲連・理教連・全病理が運動中の「診療報酬点数表上にマッサージ項目復活と適性評価を求める国会請願署名運動」には大きな意義があります。客観的見地から実現は相当困難ですが、実現する迄粘り強く運動しなければなりません。
本会は、お陰様にて昨年4月1日登記により「公益社団法人格」を得ることができました。「公益法人」の運営は未だ十分軌道に乗っておらず、今後も何かと克服すべき課題が多いので、皆様からの一層のご支援をお願いする次第です。
公益法人として本会は、各理事を中心に総務会計委員会、広報委員会、学術委員会を組織し、それぞれしっかり活動を始めています。どうぞ皆様からの励ましと支えをお願い致します。
本会は外部組織の
①あはき等法推進協議会(以下、推進協)
②鍼灸マッサージ保険推進協議会(以下、保険推進協)
③マッサージ等将来研究会(以下、将来研)等に所属し
④公益財団法人東洋療法研修試験財団(以下、財団)に代表を送り、各方面で重きをなして活動しています。
社会的には相当重く評価されていますが、台所は「火の車状態」です。公益社団法人格取得後も暫くは自転車操業的運営を強いられますが、役・職員が一致して外部の評価に値する団体となるよう努力致します。これにも皆々様のご支援、ご協力をお願いする次第です。
今年一年間の皆様のご健勝とご多幸、更に営業のますますのご発展を祈念し、年頭のご挨拶と致します。