関東地域三療研修会開催結果の報告
2015年10月8日
平成27年9月26日(土)午前10:00より、東京都盲人福祉センター研修室で開催された平成27年度関東地域三療研修会は、午前の部に筑波技術大学保健科学部准教授:藤井亮輔先生による「慢性膝痛に対するモビライマッサージの実際」をテーマに研修。
国をあげてロコモティブシンドロームの効果的な治療技術確立を目指す取組みが強化されているところであり、日本理療科教員養成施設では慢性膝痛に対するマッサージ療法の有効性検証プロジェクトを立ち上げ、その検証結果データを示しつつ、各組に分かれてモビライマッサージの方法を学んだ。
(強擦法・揉捏法・モビライゼーションの実技演習)。
午後の部は筑波技術大学非常勤講師・後藤学園神奈川衛生学園専門学校名誉校長:後藤治久先生による「皮下組織の診方と治療法の実際~結合織マッサージを用いて」をテーマに研修。結合織マッサージとは、皮下結合(組)織にて検査治療する目的で行う徒手刺激療法の一つで反射帯療法の一つでもある。
ベッド数台に分かれ、反射帯の解説と併せながら基本・応用の手技を実習。
午前・午後とも手技演習に力点を置き、受講者からの質問にはそれぞれケースに即した回答がなされ、施術者として資質の更なる向上に大変有益な研修であった。
(受講者 午前38名 午後44名)
慢性膝痛に対する、 モビライマッサージの実際 |
皮下組織の診方と治療法の実際 ―結合織マッサージを用いて― |